催馬楽 貫河(ぬきかわ)
(歌詞)

第一段
貫河の瀬々の やはら手枕 やはらかに
寝る夜はなくて 親離くる夫


第二段
親離くる 妻は ましてるはし しかさらば
矢矧の市に 沓買ひにかむ


第三段
沓買はば 線鞋の細底を買へ さし履きて
上裳とり着て 宮路通はむ



(歌意)

第1段
貫河の浅瀬の やわらか手枕 やわらか手枕をして共に寝る夜がない。
親があなたを避けるので



第2段

親が避けるから尚更愛しい。それならば矢矧の市に沓を買いに行きましょう


第3段

沓を買うのなら、線鞋の細底を買って下さいよ。それを履いて、
上裳をつけて、あなたのいる宮路へ通いましょう。