散手
 唐楽、太食調、新楽、中曲。正式には「散手破陣楽」といい、五破陣楽の一つ。一名「主皇破陣楽」とも「至皇破陣楽」ともいう。『教訓抄』では、この曲の由来として、釈迦誕生の時、師子崛王がこの曲を作り舞ったという説と、率川明神が新羅軍を平らげた時、喜びの余り、新羅の国に向かって、麾く指で舞い、時に、人は舳にみえた姿を見て、これを模したとの説を記している。建物を新築する時、地鎮のために奏されてもいる曲である。
狛桙
 高麗壱越調の曲で、意調子に続き当曲を奏する。当曲には序吹きがある。高麗より来朝する時、五色に彩られた棹により船を操り渡ってきた姿を舞にしたと伝えられている。舞の途中で棹を置き、渡る手により船の速やかな航行を表し、又、大波・小波・逆巻く波を表現した舞振りなどがある。今回は、舞楽図で知られている、後ろ手に棹を取る舞手を入れた。






桜人
 この曲は夫の歌に対し妻が答えると言う者で、家を離れる夫に対して妻が嫌味を言うように謡ったものと考えられる。桜人の「桜」とは地名であると言われている。
 「源氏物語」では初春の行幸の際に、おぼろ月のもと、あたりに篝火が焚かれているなかで殿上役人の歌に合わせて源氏たちが琴などを演奏している様子が描かれている。



秋風楽
 この曲は、一名「長殿楽」「弄春楽」と言われている。『教訓抄』によると、嵯峨天皇の南池院行幸の際の勅令によって常世乙魚(つねよのおとうお)が舞を、大戸清上(おおとのきよかみ)が曲を作ったと伝えられている。しかし、唐から伝来したという説もある。



命の水
 獅子が酔胡従の悪戯により臥せってしまい、困った獅子が願うとさまざまな人物が現れ、獅子を助けようとするが治らない。しかし皆で祈ることで最後に太弧父が「命の水」を持って現れ、その水を飲み獅子が再び元気を取り戻すというものである。



テーマ
  「想思千四年・源氏物語X 〜少女の巻より〜」

演奏曲目

伎楽 命の水

管絃 盤渉調 秋風楽

謡物 催馬楽 桜人

舞楽 高麗壱越調 狛桙

    太食調 散手

第31回東京公演

大田区民ホールアプリコ

2006年3月4日


第25回大阪公演
大阪国際交流センター

2006年2月18日


第37回天理公演
天理市民会館

2005年10月25日・26日・30日


        2005年度 定期演奏会